理事長所信・挨拶

CHAIRMAN'S OPINION

2023年度理事長
米杉 英哲

 

 

感謝を胸に
AMBITIOUS 天理!!

はじめに

本年度、天理青年会議所は創立50周年という節目の年を迎えます。感謝と敬意を持ち続け、先輩諸兄が創り上げていただいた歴史と伝統を継承し、天理青年会議所の未来そして地域社会の発展に尽力する所存であります。「明るい豊かな社会」の実現のために、メンバーが同じ方向を目指し今まで以上に「使命を持って」力強く歩まなければならないと改めて感じております。

我々、天理青年会議所には、創立から50年に亘りつないできた「まち」に対する想いがあります。歩みを止めることなく、新たな時代、考え方、社会の変化にあわせて天理青年会議所の運動を進化させ、より良い未来に繋ぐことが何よりも重要なことであると考えます。

今回、私が節目である大事な年の理事長の職をお預かりすることは大変光栄なことであり、皆様のご理解とご協力があってこその理事長であることを改めて自覚し、メンバー一同が『50年の感謝を胸に、大きな志を持った次なる天理の未来』に向けて邁進して参ります。

創立50周年を迎えて

今から半世紀前、1973年に偉大な先輩諸兄が天理の発展を想い、明るい豊かな社会を目指して創立した天理青年会議所は、その想いを尚も受け継がれ本年度、創立50周年を迎えます。天理青年会議所の活動に創立より現在に至るまで様々な形でご支援をいただいた地域関係者の方々のご理解と、歴史と伝統ある天理青年会議所を高い志をもって受け継いできていただいた先輩諸兄の努力の賜物であります。

創立50周年における各事業では今まで紡いできていただいた感謝と敬意を表し、日々修練を行い邁進し続けていく、これからの私たち天理青年会議所の姿を見せていきます。新型コロナウイルス感染症が今も尚、終息のつかないwithコロナ時代には、また今までと一変した社会が広がってきています。そのような時代・社会であるからこそ、天理に生きる我々の地域性、独自性、地域でのつながりがより一層重要となるはずです。天理を守り育て発展させていくため、また我々が一体感をもって同じ目的に向かって運動を展開するため、今後に向けた明るい豊かな天理のために我々の進むべき勇気をもって新たな一歩を踏み出していきます。

地域の皆様との新たな関わり

天理青年会議所は、地域に活きる団体として、地域の皆様と関わり、ご理解とご協力をいただき様々な事業を行って参りました。近年は新型コロナウイルス感染症の流行により一部の事業が中止となったり、新たな関わり方や取り組み方を模索しなければならない状況となっています。しかし、我々が地域において実行してきた様々な事業はその存在意義が失われたわけではありません。

「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく対応したものである。」これは進化論で有名なダーウィンの言葉ですが、地球を支配していた恐竜が絶滅し、温度の変化に適応した動物や、知恵を持った動物が生き残りました。どんなに強い牙・爪を持っていても、変化に対応できなければ死滅するように、我々青年会議所にとっても時代に応じた変化が求められます。

今まで受け継いだ地域資源や地場産業を有効的に活用し、今後も天理青年会議所が地域の皆様と関わり、地域に必要とされる団体であり続けるために、事業の趣旨を踏まえた新たな転換と地域の皆様との新たな関わりを損得だけで物事を考えず、人のために無条件で奉仕できる団体であり続けます。

切磋琢磨する仲間と共に会員拡大

「ダイヤはダイヤでしか磨かれない、人は人でしか磨かれない」という表現があるように、多くの仲間と共に集う時間は、自然と己の成長につながります。会員が多ければ多いほどまた新しい会員が増えればそれだけ新しい価値観に触れる機会に恵まれ、新鮮味や独創性が溢れ、多様な価値観が育まれ、天理青年会議所に新しい風を吹かせる機会になります。その多様性を受け入れ、会員の向上意識を高め、多くの壮年世代の仲間が入会したいと思えるような組織を作り上げていきたいと思っています。

SNSの普及や新型コロナウイルス感染症により人との関わり方が変わった時代の中で社会への不満や不安を感じながら、言葉も行動も示せない、SNS上での言葉だけしかもてない若者もいる時代であります。そんな中で行動を起こすことができるのは、社会に対して意見や提言ができ、世界各国の至るところで地域に対して運動を行い、多種多様な団体と繋がりが持てることができるのは青年会議所であると思っています。

天理青年会議所をより強く輝かせられるように、一人でも多くの仲間を募り、切磋琢磨し合う中で己を磨き、互いを思いやれる社会発展のためにまちや自分以外の人に奉仕を率先して行える地域のリーダーを増やして行きます。

時代に即した広報と認知度向上

現在、青年会議所というもの自体がどれくらいの方に認知されているのでしょうか。青年会議所の活動をより効果的に行うためには、青年会議所とはどのような団体でどのような活動を行っているのかをまちの人々、職場や家族等、幅広い世代の方々に周知し、理解者を増やす必要があります。現代において、情報を伝える媒体には様々なものがありますが、これらに同様な記事を掲載しても今以上に理解者を増やすことは困難です。それぞれのターゲットに適した情報発信方法の広報計画を立案・実践し、効果的に伝える広報活動を展開して参ります。

認知度の向上、会員の拡大に繋げるためにも、記念の年であることを最大限活用し既存のホームページやSNSを効果的に機能させ、青年会議所の運動を適切に発信していくことで、市民の皆さんにより身近に感じていただきたいと考えています。そうした発信が、地域に対する影響力を高め、50年を超えてもこの先の新たな時代に進みつなげられる土台作りになると考えています。

心構えとして< 職責の自覚 >

私が社会人1年目で就職した職場の先輩から教わった心構えとして、パナソニック創業者の松下幸之助の自著伝に以下の言葉があります。

< 職責の自覚 >
『お互いに欠点というものはたくさんあり、何もかも満点というわけにはいかない。だから、自分の足りないところは他の人に補ってもらわなければならないが、そのためには自分自身が自分の職責を強く自覚し、その職責に対して懸命に打ち込むという姿勢が大切である。仕事に熱心であれば、おのずから職責の自覚が高まるし、職責の自覚があれば、人はまた常に熱心である。そうした自覚、そうした熱意は多くの人の共感を呼び、協力も得られやすくなる。そういうことから、みずからの職責を自覚し、全身全霊を打ち込むという心がけだけは、お互いにおろそかにしたくないと思うのである。』

我々が行う青年会議所の活動においても全く同じことが言えるのではないかと考えます。目を背けている部分に対し誰かが解決してくれる、やってくれるという「他人ごと」ではなく、「自分ごと」として捉えて会員としての自覚と当事者意識を持って、一生懸命に活動に打ち込むことが重要であります。その姿勢は周りの人たちの心を動かし、自然と協力者が増えていくものだと私自身も自負しています。

しかし「言うは易く行うは難し」という言葉がありますように、口で言うのは簡単ですが実行し、実現することはかなりの困難であります。それでもこの心構えを持って活動を行うことによって、私は天理青年会議所のメンバーであればどんな壁でも乗り越えていけると信じています。

結びに

「夢と志を持ち、可能性に挑戦するために必要な力をもった人づくり」これは、天理市教育方針の一方針です。天理市をテリトリーとする私たち天理青年会議所も向かうべき方針は同じであります。

私は本年度「人に誇れる天理青年会議所」「大切な人を入会させたい」、大きな志の持てる天理青年会議所を目指します。それは即ち、やりがいがある、自分が楽しいと思える青年会議所であります。

今の青年会議所活動に十二分に満足できているでしょうか。失敗を恐れて守りに入ってはいないでしょうか。「若い時の苦労は買ってもせよ」という言葉あるように20代、30代である今だからこそ、将来なりたい自分を見据えて、前向きに挑戦ができるのではないのでしょうか。ある先輩からは青年会議所は背伸びをしても良い、背伸びができる場所であると私は教わりました。自分の信念を常に持ち、このような時代だからこそ地域のリーダーとして率先して新しい物事に挑戦し、大きなチャンスをつかみ実行することで、有意義な運動や自己成長へとつながると確信しています。

『今まで紡いできていただいた50年に感謝し、大きな志をもって活動できる天理青年会議所』とできるように「やってやるぞ!!」と強い気概をもって共にがんりましょう。

基本方針

  1. 「感謝と志」をあらわす50周年事業及び各事業の実行
  2. 傷の舐め合い集団ではなく切磋琢磨した先に、互いを尊重し合える仲間づくり
  3. 周年を活かした最大限の広報と未来を見据えた会員拡大

スローガン

感謝を胸に AMBITIOUS 天理!!

キーワード

感謝と志

裏スローガン

やってやるぞ!!

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