理事長所信・挨拶

2022年度理事長 上田 創大

 

 

本質の追求
~ 今JCに求められているもの ~

はじめに

皆さんにとっての青年会議所とはどんな存在でしょうか。ある人は、「大人の学校」であると。ある人は、「自己成長の場」であると。ある人は、「意識変革団体」であると答えました。同じ青年会議所という組織ではありますが、発信する人、受け取る人によってその会の価値や存在意義は大きく異なります。私が入会した2012年の夏、天理青年会議所は地区大会主管という大きな山を登り、その先に創立40周年、そしてブロック大会主管と、大きな事業が続く険しい道のさなかでした。青年会議所という組織の中身を理解していない私は、この3年間とにかくがむしゃらに事業に参加し、多くの先輩や仲間に指導いただき、大きな失敗も経験させていただき、20代の貴重な時間にかけがえのない経験をすることができました。そうして駆け抜けてきた10年の積み重ねを、本年度、天理青年会議所のさらなる飛躍に献身できることを嬉しく思います。

1973年12月8日、全国で545番目の認証をいただいてから、天理青年会議所は今年で創立49年目を迎えます。諸先輩方から脈々と受け継がれている天理イズム、天理スピリットを絶やすことなく、さらなる会の発展を目指し、また時代に沿った形でJC運動を進めて参ります。

自己成長すること

JCIMISSION
“To provide development opportunities that empower young people to create positive change.”
とあるように、JCの使命は「より良い変化をもたらす力を青年に与えるために発展・成長の機会を提供すること」と、あります。まず我々が成長することにより、自分たちの関わりのある地域の人々、会社の従業員さん、友人など、多くの人に良い影響を与えることができます。その影響が波紋を呼び、地域を、そして日本全体を盛り上げて行く力へと繋がっていきます。自らが成長をするためには積極的な参加意欲と当事者意識が必要となっていきます。身の回りで起きる問題を自分ごとと捉え、解決するために率先して行動しましょう。また、日々のJC運動の中で、事業の構築や、委員会運営、議案作成時に様々な課題や問題点が生まれ、その課題の解決に向けて取り組むことで少しずつ成長の機会を得ることが出来ます。そして、委員会に参加してくれたメンバーへ仕事をお願いすることで、メンバーそれぞれが成長する機会を与えることができます。積極的な機会の提供を実践し、自らも、メンバーも成長する機会を得ましょう。またブロックや地区、日本などへの積極的な出向によって天理内では経験できないスケールの目標や課題に向かって取り組むことができます。私自身も出向によって大きな成長をさせていただき、そこで出会った人々にたくさん成長させていただきました。人は人でしか磨かれないといいます。外で得た経験を天理に持ち帰りメンバーにフィードバックする事で、他のメンバーの成長にも繋がります。皆さんの積極的な出向を期待しています。一歩踏み出しチャレンジしてみてください。きっと1年後に成長した自分に出会えます。

本質を捉える

何のためにやるか。誰のためにやるか。そこを徹底的に考えてください。自分がやりたいという強い気持ちはとても大切です。ですが今、地域には何が求められているのでしょうか。多くの事業で見受けられるのが、実施する側の想いと、それを受け取る側の想いが一致していないケースです。委員長は必死に事業を構築し、それを支えるメンバーも委員長を支えるために必死に取り組みますが、これが地域のニーズに一致していない事業であればどうでしょうか。せっかく良い取り組みをしていても本来求めていた結果は得られません。貴重な時間とお金を費やして取り組む事業。地域のニーズを徹底的に調査し、綿密な計画を基に思い切り実行してください。振り切った先にまた次のステージがあなたを待っています。

未来ある子どもたちのためにできること

近年、少子高齢化が進み、これからの未来を切り開いていく子どもたちの存在は貴重で、本当に地域の宝といえます。そんな子どもたちには、この美しいまち天理への郷土愛を育み、人に対する優しさを強く持ってほしいと思います。天理市には文化遺産や、地域資源、自然資源が数多く存在し、小さい頃からそういったものに触れることで、大人になった際にふと、自分の故郷の素晴らしさに気づいてもらえればと考えます。魅力あるまちづくりをするためには魅力ある人づくりを。魅力ある人になるために天理に住む子供たちに我々が出来る最大限の機会の提供をしていきたいと考えています。

成功体験の積み重ねと発信

新型コロナウイルス感染症拡大の防止のため、対外事業の実施が難しい年が続きました。ですが、我々が青年会議所運動を止めることはありません。自分たちが出来ることを確実に実践していき、小さな成功体験を積み重ね大きな結果へと繋げていきしょう。こうした実績を対外に向け発信するため既存のSNSやHPの運用方法の見直し、また写真の撮影や文章の構成スキルの向上など、議案作成だけでなくビジネスでも活用出来るスキルを身につけることが必要だと考えます。会議運営や組織運用、JC運動を通じて得たスキルを自身のビジネスに落とし込み、ライフワークバランスの充実を図ることで双方の底上げを目指します。

第50回奈良ブロック大会天理大会主管について

2014年に、今まで対内向けの会員大会であったブロック大会を、対外に向け発信する事業に変えたのが前回の主管をした天理JCでした。そこから奈良ブロック大会はブロック協議会が対外に向け発信する事業へと形を変えていきました。近年、青年会議所のあり方や規模感が異なり、予算や人員など、様々な問題から、通年にならった事業構築が難しくなる場面がしばしば見受けられます。今後のブロック大会の方向性、青年会議所の存在意義を、今一度考えるきっかけとして大会構築に挑み、ブロック大会の価値を高めることで、開催する意義を見出したいと思います。そして、ブロック大会の主管を通じて、当事者意識の備わったメンバー一人ひとりが大きなスキルアップをすることで、事業の質が向上し、得られる効果も高まります。この時代に開催するブロック大会の主管をプラスに捉え、自らが大きく成長する機会としましょう。

創立50周年に向けて

大変な苦労の中、天理JCを創立し、信頼と実績を積み重ね天理JCの価値を作り上げてくださり、今日まで支えてきていただいた先輩諸兄の方々や地域の方々に半世紀の節目としてどのような形で今の天理JCを見ていただくか、私たちは今一度考える必要があります。大きな目標を掲げそれをやり遂げるには仲間が必要です。自分たちの活動に誇りを持ち、活動に賛同してくれるより多くの同志を迎えることで、組織はより強固になりさらなる高みを目指すことが出来るようになります。何のために周年事業を行うのか。誰のために行うのか。今天理JCが求められているものは何でしょうか。同志と共に語り合いましょう。

結びに

何事も本気で取り組んでください。
やらない後悔よりもやりきって失敗をしてください。
やり切った先に見える景色をぜひ体感してください。

そんなメンバーが一人でも増えることがこの天理というまちを魅力的なまちにしていきます。あなたの一歩がまちの未来を変える。あなたの成長がこのまちに明るい灯をともす。
今JCに求められているものを探して駆け抜けましょう。2度ない人生を意義深く生きる覚悟を持って。

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